#002 仕事の上での「貢献」とは

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オープニングトーク

中野:
大切なことはすべてドラッカーから学んだ。
ということで、始まりました。
はい、こんにちは。中野秀俊です。

小澤:
こんにちは、小澤悠二です。

中野:
この番組は公認会計士、税理士でありながら企業に対して組織論のコンサルもしてしまうドラッカー大好きおじさんの小澤悠二と、弁護士であり会社も経営しているにもかかわらずドラッカー素人おじさんの中野秀俊がドラッカーの言葉をヒントに経営組織論などをテーマに語り合う番組です。

小澤:
よろしくお願いいたします。

「貢献」って、どういう意味なの?

中野:
それでは、第2回ということなんですけれども。
前回、「仕事は何か?」というところで、「誰にどういう貢献をするか?」みたいなところをお話していて。
「誰に?」っていうところで、お客さんであったりとか、社内の経営者であったりとか。
「誰に?」っていうことを意識すると良いよねってっていうお話をしましたと。
そして第2回なんですけれども、その「貢献」っていうのも大事だと、意識する必要があるということなんですけど。
この「貢献」ってじゃあどういう意味なんですか?っていうところなんですが。

小澤:
そうですね。
この「貢献」っていうのをちょっと難しくいうと、「あなたのアウトプットが他者のインプットになること」です。

中野:
あなたのアウトプットが他者のインプットになる。
なるほど、なるほど。なるほど。

小澤:
これが「貢献」なんですね。

中野:
あなたのアウトプットが他者のインプットになる。
なるほど、なるほど。

小澤:
えぇ。
伝えていく、教えていく、何でもそうなんですけれども。
時間を空けるっていうのもそうですよね。

中野:
はい、はい、はい、はい。

小澤:
えぇ。時間っていうものもインプットして下さっているわけですよね。

中野:
はい、はい、はい、はい、はい。

小澤:
簡単にいうと、「価値を与えること」「喜んでもらうこと」「これ買って損なかったなと思ってもらうこと」「この人いて良かったなと思うこと」です。
「ありがとう」っていう言葉が出てきたり、飲食であったら「美味しかったよ」って言ってもらえたり。
こういうのを「貢献」っていうんですね。

中野:
なるほど、なるほど、なるほど。

貢献の大切さを実感したエピソード

小澤:
えぇ。それで、貢献の大切さ。
この間、ちょうどお客様のところに行っていて。
10店舗以上やっている飲食店さんなんですけど、コロナ禍でなかなか営業できなかったり、ちょっとやったらまた営業できなかったり。

中野:
なるほど。

小澤:
そんなのが続いていたんですね。
でもその飲食店さんは色んな制度も使ったり、自腹も切ったりしながら給料は払い続けていたんですね、お休みなんですけど。

中野:
なるほど、なるほど、なるほど、なるほど。

小澤:
それで従業員が喜んだかっていう話なんですよ。

中野:
うん、うん、うん、うん、うん。

小澤:
生活はできますよね。

中野:
うん、うん、うん。

小澤:
でも辞めていく人、いたんですよね。

中野:
なるほど、なるほど。

小澤:
何人か。
お金だけだったらこんなこと起きないないだろう。
なぜ、辞めていったのか?
なぜ、残る人もいたのか?
残る人の方が大多数だったんですけれども、辞めていく人もいたわけですね。

中野:
うん、うん、うん、うん、うん。

小澤:
それで今度、最近またコロナ増えてきちゃいましたけど。
今日7月10日前後で。
でも一時、ここ2ヶ月ぐらい営業できたんですよね、2~3ヶ月。

中野:
うん、うん、うん。

小澤:
そうなると、働かなくてもお金貰えるのに会社が一気に盛り上がったっていうんですよ。

中野:
盛り上がったっていうのは?

小澤:
営業始めるとお客さんがきて、それで会社の雰囲気が一気に良くなったっていうんですね。

中野:
なるほど、なるほど。

小澤:
なので、「貢献」って僕らにとって、お金は絶対的に必要なものなので、ちょっとそれは置いておいて。
何が欲しいかっていったら、僕たちは自己肯定感とか褒めて欲しくて仕事しているんですよね。
誰かの役に立ったって、「ありがとう」って言って欲しくて仕事しているんじゃないかなと。

中野:
うーん。なるほど、なるほど。

小澤:
僕の会社の理念は「クレームをおこさないこと」って決めているんですけどね。
クレームってスタッフの心をえぐるので。

中野:
うん、うん。なるほど。

小澤:
それだけは絶対ないようにっていうスタイルでやっているんですけど。
貢献したくて仕事しているんだと僕は思っているんですね、大多数の人は。

中野:
はい、はい。

小澤:
えぇ。
なので、お金だけでは代えられない貢献ってものをしっかりできる会社をつくらなければいけないのかな、経営者はって

中野:
なるほど、なるほど、なるほど、なるほど。

小澤:
営業してお金、営業してお金っていうのではなくて、営業して貢献してお金になるんだよっていう。

中野:
うーん、なるほど。

小澤:
そこを伝えないといけないのかなって思ったりもしますね。
場面によって変わってくるんですけどね。
業種によっても変わってくるかもしれないんですけれども。
やっぱりメリットがあったと思ってもらえることが大切かなと思います。

中野:
なるほど、なるほど。

貢献するためには、何をする?

小澤:
それが貢献の意味。
貢献ってものを意識する事で役立つことではあるんですけど、貢献のメリットっていうところもあって。
貢献するためにはキョロキョロしなきゃいけないんですよね。

中野:
キョロキョロする?

小澤:
えぇ。
今、キョロキョロしていますね。

中野:

小澤:
隣の人を見なきゃいけないですし。
経営者はもう世の中の同業他社さんを見なきゃいけないですし。
お客さんを見なきゃいけないし。
とにかく、自分が満足する仕事をするんじゃなくて、相手が満足する仕事をするってことは周りを見るってことなんですよね。

中野:
なるほど、なるほど、なるほど。

小澤:
えぇ。
サッカーでもキョロキョロしている人多いですけどね。
どういう人を活かそうかって、キョロキョロしている人いますし。
めちゃめちゃ見ていますよね、そういうプロの人っていうのは。
その大切なものをすごい見ているところがあって。
自分の外に目を向けないと、その貢献ってものはうまくできないんですよ。

中野:
なるほど、なるほど、なるほど。
だからそうすると、その働いている人、従業員の立場からしても「誰に貢献しているんだ」ってことを意識しなきゃまずいけないですよねと?

小澤:
そうです、そうです。

中野:
まぁ、どうやって貢献しているかとか貢献のところを意識しなければいけないと。
経営者としても、まずその従業員の方、働いている人たちにそれを意識させなきゃいけない?

小澤:
そうです、そうです。

中野:
意識させなきゃいけないっていうか、意識してもらう必要があるっていう感じですかね。
「あなたたちの仕事っていうのは、こういうふうに役に立っているんだよ」っていうことを意識させる必要があると。

小澤:
そうです。
それで、それができたら「嬉しい」っていう気持ちを共有する。
例えば、お客さんと直接話し合うのは僕だとしても、「ありがとう」って言われたら、それはスタッフに対しても「ありがとう」なんでね。
そういうのはやっぱ伝えていかなきゃいけないですし。

中野:
あぁ、なるほどねぇ。
それ、すごい良いですね。
何か経営者としてとかマネージャークラスとして、従業員の中にはお客さんと接点を持たない人もいるわけじゃないですか?

小澤:
そうなんです、そうなんです。

中野:
そうなってくると、じゃあ「誰に貢献しているんですか」っていうことを分かってもらうために、何かそれってお客様とダイレクトになってないと実感しにくいのかなと思うんですよね。

小澤:
そうですよね。

中野:
だから、それをどうやってじゃあ分かってもらうのかみたいなっていうのも何かすごい大切なのかなと思うので。

小澤:
そうですね。
中野さんもやった方が良いですよ。

中野:

確かに。
僕ばっかり褒められている。

小澤:

そうです、そうです。
褒められて、「俺、みんな食わせたってる」みたいな。

中野:

誰のおかげで飯食えてると思っているんだみたいなね。

小澤:
この間、言っていましたよね。

中野:

言ってないわ!
やめて、これ結構、全世界にPodcast流れているんで。
これ、危ない。

小澤:
9億円も稼いで、そのうち300万円をみんなに分けてやっているんだって言って。

中野:

いやぁー、危ないよ、これ本当に。
そろそろ時間なんで、じゃあその観点ちょっと面白いかなと思うので。
どうします?
次回は例えば、その経営者とかマネージャーとしてどうやってその貢献の意識っていうのを働いている人に持ってもらうかみたいな回にします?

小澤:
そうですね。
でも、まだ「貢献」の説明が終わってないんですよ。

中野:
まだ終わってないんですか!?
終わってないの?そうなの?
じゃあまだ続きます。
ちょっとじゃあ、「貢献 part2」にしますか。

小澤:
「貢献 part2」にしようかな。

中野:
分かりました。
まだ、みんな終わってないんでね。
ちょっと次「貢献」についてまた深掘りする形にしていければと思っています。

小澤:
そうですね。
すいません、ちょっと喋りすぎました。

中野:
はい、じゃあということで終わりたいと思います。
ありがとうございました。

小澤:
ありがとうございます。

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