#4 経営者の「仕事」とは1

大切なことはすべてドラッカーから学んだ
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目次

オープニングトーク

中野:
大切なことはすべてドラッカーから学んだ。
ということで、始まりました。
はい、こんにちは。中野秀俊です。

小澤:
こんにちは、小澤悠二です。

中野:
この番組は公認会計士、税理士でありながら企業に対して組織論のコンサルもしてしまうドラッカー大好きおじさんの小澤悠二と、弁護士であり会社も経営しているにもかかわらずドラッカー素人おじさんの中野秀俊がドラッカーの言葉をヒントに経営組織論などをテーマに語り合う番組です。

小澤:
よろしくお願いいたします。

経営者がやるべきこととは?

中野:
はい、ということで前回から第4回になって参りましたけれども。
前回は「仕事とは?」みたいなところでお話をさせていただいたんですが、今回はその「経営者がやるべきこととは?」みたいなテーマでちょっとお話できればというふうに思っています。
小澤さん、よろしくお願いします。

小澤:
はい、よろしくお願いします。

中野:
「経営者のやるべきこと」っていう話なんですけど、一体何ですか?経営者がやるべきことっていうのは。

小澤:
そうですね、経営者がやるべきこと。
今やっている仕事について考え終わっていることなんですよ、まず。
もう何だったら開業前に。

中野:
なるほど。

小澤:
えぇ。
ここまで考えてなければ、会社作っちゃいけないんじゃないかなと思っているんですよ。

中野:
なるほど。
その仕事っていうのは、「会社にとっての仕事とは?」っていうのは当然あるし、もちろん最初の段階で従業員等を雇うのであれば、「その従業員の方の仕事とは?」も定義するっていうことですか?

小澤:
そういうことですよね。

中野:
なるほど。
はい、はい。

小澤:
人材採用もそうなんですよね。
こういう仕事をして欲しいからっていうところも含めて付け加えていくもので、「誰にどうやって貢献するか」っていうことが決まっていないビジネスを開業するっていうのはおかしいと思うんですよね。
なので、開業段階でもう「誰にどうやって貢献するか?」
この奥深いところは後から作っていっても良いと思うんですけど。
少なくとも経営者になる方は、「この会社はどういう仕事をするのか?」
それが分かった上で開業しなければ、行き当たりばったりになってしまう。
目標に向かって一直線みたいな、そういう経営が行き当たりばったりになってしまったりして一直線に伸びていかないっていうことは十分に考えられますね。

中野:
なるほどねぇ。
これ一応、聞いていない方もいらっしゃるかもしれないので。
第1回か第2回の時に「仕事とは?」ということをお話して、「仕事っていうのは誰にどうやって貢献するのか」だというところを説いたんですけど、それをだからちゃんと考えると、まず。

小澤:
そうです。
それを持っていないといけないですね。
それがないと組織も作れないですよね。

中野:
なるほど、なるほど。
だから開業前にそれはちゃんと考えて開業せぇと。

小澤:
そうですね。
それ考えてなかった場合は、もうそうなるように仕向けていかなきゃいけないですね、意地でもね。

起業の最初のステップ~やりたいことは何?~

中野:
なるほど、なるほど。
これ起業する人とかこれから起業したい人も聞いていると思うんですけど。
まずステップとして、やりたいことなりこれで起業しようみたいなのが決まって。
その次、やりたいことに対して、今言ったように「仕事って何だろう?」っていうのを考えるっていう感じなんですかね?

小澤:
そうかもしれないですね。
こういうことをして、こういう方々に貢献する。
まぁ、深い方が良いんですけど。
やっぱりまだそんな深くはいかないかもしれないんですけど、これを考えなきゃいけないっていうことを僕は思っていますね。

中野:
なるほど、なるほど、なるほど。

小澤:
ドラッカー先生がGEのウェルチ社長にした問いですよね。
「あなたは今、満足しているか?」っていう。

中野:
うーん、なるほど、なるほど。

小澤:
満足していないんだったらどうするか?
やりたいことって何なんだ?って聞いているわけですよね。

中野:
うーん、なるほど、なるほど。

小澤:
満足しているかどうかっていうことですよね。
何をしたら満足するんやと、この会社。

中野:
うーん、なるほど。
じゃあ、「満足する」っていう今ちょっとキーワードが出てきたんですね。

小澤:
そうですね。
貢献をともなって満足していく。
自分も満足しなきゃいけないですもんね。

中野:
自分っていうのは経営者自身がっていうこと?

小澤:
経営者自身も納得した経営をしていかなきゃいけないですもんね。

中野:
うーん、なるほど、なるほど、なるほど。

小澤:
経営者がふわふわしたところで経営していちゃいけないと思うんで。
バシーンと決めておかなきゃいけなくて。
ウェルチさんはその時にシェア2位以上でないビジネスは全部切りましたよね。

中野:
あー、なるほど、なるほど。

小澤:
その貢献してないっていう考え方かもしれないですよね。
シェア3位、4位の。

中野:
あー、なるほど。
今の事業のポートフォリオとかをみた場合に、3位とか4位だったらこれ貢献できてねぇじゃんみたいな?

小澤:
そうですね。

中野:
2位以上じゃないとそれって自社が貢献できてないから、じゃあやめようみたいな?

小澤:
そうですね。
そこで人も解雇しなかったんですよね。
人も解雇せずに、その2位までのビジネスに全部投下したんですよね。

中野:
なるほど、なるほど。

やりたいことが明確になると、行動が決まる

小澤:
えぇ。
そういうこともあって、やりたいことがはっきり分かっていればこういう決断もできるんですよね。
なので、「こういう会社にしたい」それが経営理念にもなってきますし、行動指針にもなってくる。

中野:
なるほど。

小澤:
えぇ。
ここまでやれば、採用する人っていうのはもう社長の考えに合っている人しか来ないと思うんですよ。

中野:
なるほど、なるほど、なるほど。

小澤:
えぇ。
それで、そういったものに共感する人で組織を作っていってくださいっていうことですね。

中野:
うーん、なるほど。
だから、採用する時にも今言った基準っていうのがあると?
うちはこういう会社だと。

小澤:
えぇ。

中野:
うちだったらじゃあ「IT企業とか経営者に対して法律的なサービスを提供するんだ」と。

小澤:
そうです。

中野:
みたいなところで、じゃあこれに共感してくれる人、少なくとも来てくださいというところですかね?

小澤:
そうですね。
法律はそんな簡単に分かるものではないので、法律につまずいてコケないように。
若いIT企業が成長するようなインフラでありたいという、そういう中野の考えを多少なりとも共感してくれる人、2~3人いると思うんでね、世界には。

中野:
うん、うん、うん。
まぁ、複数ちょっと突っ込むポイントがあったんですけど、ちょっと流しますね。

小澤:

中野:

まぁ、中野じゃねぇし、2~3人じゃねぇしって話なんですけど。
まぁ、確かにそうですよね。

小澤:
そういう考えに基づいて組織作ったって、今ここにあるうちの会社と僕が夢に描いた会社とは全然違うんですよ。

中野:
うーん、なるほどね。

小澤:
たぶん、ウェルチもそう思ったんだと思うんですよ。
このギャップですよね。
こんな会社にしたかったのに、今こんな状態や。
どうやったらこのギャップを埋められるっていうのが経営ですよね。

中野:
うん、うん、うん、なるほど。

小澤:
それは売上高でもあるかもしれないですけど、売上高を作るための根本の部分から考えなきゃいけないとは思うんですけどね。
こんな会社にしたかったのに、何でこんなになったんだっていうものの差を詰めていくのが。
多少、その夢に折り合ってもらって、その夢に持っていくのが経営ですよね。

中野:
うーん、なるほど、なるほど。

小澤:
そこでの技がマネジメントですよね。

中野:
うーん、そっか。
だから、その差とかを意識するために、先ほどのドラッカーが言った「今に満足していますか?」っていう問いをちゃんと投げかけると?

すでに起業している人は…変革せよ!

小澤:
うーん。
なので、さっき先生が言ったところで思いついたのがその話だったんですけど。
聞いてくださる方の多くは起業されている方もおられると思うんですよね。
そういう方は最初から仕事の定義をつけておけっていうのは難しいんですね。

中野:
うん、うん。

小澤:
だったら変革するしかないですね。

中野:
今からでもそれをちゃんと明確にして、社員がいる方はそれをちゃんと伝えると。

小澤:
そうですね。
変革せよ、変革を迫られる前にって。
中野に今、言いましたけど、僕が。

中野:
そうですね。
「先生」からの呼び捨てがものすごいギャップがすごいんですけど。

小澤:

中野:

あれ、その言葉ってウェルチでしたっけ?
ウェルチの言葉?

小澤:
ウェルチです。

中野:
ですよね、ウェルチの言葉ですね。
なるほどねぇ。

現状を夢に持っていくそれが経営

小澤:
変化していけっていうことですよね。
目標も、もしかしたらその夢も変わっていくのかもしれないけれども、原則、夢ってあんまり変わらないんですよね。
現状を夢に向かって運んでいってくれよっていう話ですよ。
それが経営ですよね。

中野:
なるほど、なるほど。

小澤:
だから理想なく、いくら儲けた、いくら儲けたっていう経営よりも僕はこういう会社にしたいっていうゴールを持った経営の方が上手くいきやすいんじゃないかなっていう考え方を持っていますけどね。

中野:
なるほど。
じゃあ、理想を持ってみたいなね。

小澤:
そうですね。
何かこれに対して質問とか、反論とか、暴言とかありますか?

中野:

暴言はいくつかあるんですけど、そうですねぇ。
ちょっと時間になってきたので、じゃあこんな感じでしめますか、1回。

小澤:
分かりました。

中野:
次回はまたちょっと深掘りするような形にしていければと思っています。
ということで、ありがとうございました。

小澤:
はい、ありがとうございます。

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